看護師として医療の現場を見てきました。
ケアマネとして厳しい介護の現状を痛感しました。
妻として夫の最期を家で看取りました。
そして、どうしても、科学だけでは解決できない問題があることに気づいたのです。
だから、僧侶として人の「魂(スピリチュアル)」を看ていきたいと思いました。
医療側と患者側のギャップ。
“からだの治療”と“こころのケア”のアンバランス。
“死に逝く人”と“死を知らぬ看取る人”の葛藤。
持ちだすだけで疲弊していく家族、医療・福祉従事者の苦悩。
これらの問題を紐解くには、〈魂(スピリチュアル)〉と〈科学〉を合わせた視点で「生老病死」「家族」「医療・介護」「地域社会」のつながりを捉えていくことが必要だと思いました。
慈愛に満ち満ちた大きな流れを。そして、それを次の世代に。
それが、私の使命だと思っています。